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エンブロイダリーレース

エンブロイダリーレースとは、エンブロイダリー刺繍機によって施された刺繍レースのことです。
その刺繍機は一般的な刺繍ミシンとは大きく異なり、全長が14mから20m、高さは3.5mから4.5mもあり、刺繍針の本数は1000本以上にも及ぶ巨大な刺繍機です。

エンブロイダリーレースにはいくつかの種類があります。
チュールをベースに使ったチュールレース。生地に刺繍をほどこした刺繍レース(レースセンターでは単にエンブレースと呼んでいます)。
水に溶ける生地に刺繍をした後、生地を溶かして糸だけを残すものをケミカルレースといいます。

チュールレース

チュールレース

チュールネット素材に刺繍を施したレースです。
チュール・・・何となくロマンチックなひびき。
手作りレースのグランド(土台)にはさまざまなタイプのネットがありました。

フランスのチュール地方ではネットづくりが産業でチュールという呼び名はここからきています。手作りの時代にもさまざまなチュールがありましたが、現代のマシーンチュールにもいろいろなタイプがあります。
ナイロン製、コットン製リバーレース機織り。ラッセルレース機織り。

ヨーロッパのコットンチュールはあたたかみとやさしさ、なつかしさがあり、
そこへコットン糸で刺繍したものはアンティークな雰囲気。
いつ見ても飽きず、大切に扱えばずっと長く使えるもの・・・。
また、今後時を経て未来のアンティークになる可能性があります。

1900年ころから1980年代までは高級ながらも多く作られていましたが、
この数年でかなり減少しています。
もっと安価なレースが市場では中心になり、いつのまにか見つかりにくいものになり、特にレース愛好家の方達に満足いただけるものは希少なものへとなりつつあります。

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エンブレース

エンブレース

布地の上に刺繍を施したもの。
刺繍糸の描く柄、糸の密度・糸の太さ・糸と布の色のコントラストにより様々な表情を見せますが、刺繍をしながら布に穴をあけることもできます。
小さな点のような穴から1センチ程度の穴・長方形の穴・木の葉のような
形の穴をあけることもできます。中には大きめの穴に糸のみをわたらせニードルレースのように見えるものもあります。いずれも糸の引き加減・メスを落とすタイミングなど、微妙なバランスで成り立っています。

100年程度前のものは、はさみを使って人の手で
カットワークを施していたものもありました。

当店のエンブレースは国産ですが、なるべく高速の最新の機械は使わずゆっくりと動く、
やや旧式ともいえる機械を使って作っていただいています。
高速のものは糸がピーンと張って、なんだか味気ない感じがしますので手作りのような
ふんわり感を機械にも求めています。

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ケミカルレース

ケミカルレース

水に溶ける生地に刺繍をした後、生地を溶かして糸だけを残すレースです。
1883年ドイツの研究者によって開発されたこのレースは機械刺繍でありながら
編み物のようでもあり、手作りのボビンレースや
ニードルポイントレースのようでもありました。

糸のきっちり詰まった部分と何もない空間ができ、しっかりとしていて、
そしてたよりないという、レースの最大の魅力のひとつを作り出す技術が
あみだされたのです。 化学薬品(CHEMICAL)により土台の布を取り除いて作ることから
ケミカルレースと呼ぶようになりました。

1800年代は土台にシルクを使用していましたが、
現在ではお湯で溶ける水溶性ビニロンを使用しています。
大きな釜で煮沸し、最後に残った刺繍部分をプレスにかけてケミカルレースの完成です。

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